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千葉豪雨、重機ボランティアが大活躍 被災者「とても人力では」
2026.09.09
8月の千葉豪雨で浸水したり、土砂が流れ込んだりした千葉県内の住宅や敷地の片付けにボランティアが活躍している。手作業だけでなく、重機を使えるボランティアが全国から集まり、元の家の状態に戻せるよう取り組んでいる。
8月31日、市原市の樋口保明さん(65)の家の前では、ボランティアたちが6機の重機を操って土砂を移動させていた。
豪雨で家の裏の崖が崩れた。滝のような雨が降るなか、4回ほど地響きがした。家は無事だったが、倉庫がつぶされ、駐車場から家の前の道路までが土砂で埋め尽くされた。樋口さんは「とても人力では土砂をどかせなかった。仕事も丁寧だし、助けに来てもらえて心強い」と感謝する。
災害支援団体「一燈なんもく」の横沢厚志代表(55)は、群馬県から駆けつけた。何度も往復して4台の重機を持ち込み、「元の日常を早く取り戻してあげたい」と汗をかく。
土砂などを除去する「重機ボランティア」。災害時の広域連携を担う「災害支援ネットワークちば」が全国の重機を操作できる技術者の関連団体に呼びかけている。加納基成代表(61)によると、需要は高く、大網白里市や市原市などで要請が合わせて60件を超えているという。要請はボランティアセンターで受け付けており、加納さんは「困っていたらぜひセンターに相談をしてみてほしい」と話す。
手作業によるボランティアの支援活動も続いている。
県社会福祉協議会によると、県内8市で災害ボランティアセンターが開設され、1日時点で延べ3312人が活動に参加。1209件の支援要請があり、約8割に対応した。それでも片付けが終わらない家屋は、いまも残る。
2日には千葉市内の民家5軒でボランティアが作業にあたった。中央区の民家では、大東文化大英米文学科のゼミ生11人が参加し、水没した家財を運び出していた。
この家に1人で暮らす女性(77)は、留守中に浸水被害に遭い、家財の大半が使えなくなった。「自分だけではとても運び出せない。来てくれて本当に助かる」
学生を引率した河野芳英教授(67)は、担当するゼミで東日本大震災以降、災害ボランティア活動を続けてきた。「若い人だからこそ被災者に受け入れてもらいやすい。学生にとっても貴重な経験になる」という。
参加した同大3年の鈴木貫太さん(20)は「実際の被害はニュースで見るよりも深刻。一日も早く元の生活に戻ってほしい」と話す。
千葉市では、市社会福祉協議会がボランティアを募っている。希望する場合は市災害ボランティアセンター(043・209・8820)へ。なお、参加には専用アプリでの事前登録が必要で、原則として県内在住者に限定している。(宮下晶、高梨洸)
8月31日、市原市の樋口保明さん(65)の家の前では、ボランティアたちが6機の重機を操って土砂を移動させていた。
豪雨で家の裏の崖が崩れた。滝のような雨が降るなか、4回ほど地響きがした。家は無事だったが、倉庫がつぶされ、駐車場から家の前の道路までが土砂で埋め尽くされた。樋口さんは「とても人力では土砂をどかせなかった。仕事も丁寧だし、助けに来てもらえて心強い」と感謝する。
災害支援団体「一燈なんもく」の横沢厚志代表(55)は、群馬県から駆けつけた。何度も往復して4台の重機を持ち込み、「元の日常を早く取り戻してあげたい」と汗をかく。
土砂などを除去する「重機ボランティア」。災害時の広域連携を担う「災害支援ネットワークちば」が全国の重機を操作できる技術者の関連団体に呼びかけている。加納基成代表(61)によると、需要は高く、大網白里市や市原市などで要請が合わせて60件を超えているという。要請はボランティアセンターで受け付けており、加納さんは「困っていたらぜひセンターに相談をしてみてほしい」と話す。
手作業によるボランティアの支援活動も続いている。
県社会福祉協議会によると、県内8市で災害ボランティアセンターが開設され、1日時点で延べ3312人が活動に参加。1209件の支援要請があり、約8割に対応した。それでも片付けが終わらない家屋は、いまも残る。
2日には千葉市内の民家5軒でボランティアが作業にあたった。中央区の民家では、大東文化大英米文学科のゼミ生11人が参加し、水没した家財を運び出していた。
この家に1人で暮らす女性(77)は、留守中に浸水被害に遭い、家財の大半が使えなくなった。「自分だけではとても運び出せない。来てくれて本当に助かる」
学生を引率した河野芳英教授(67)は、担当するゼミで東日本大震災以降、災害ボランティア活動を続けてきた。「若い人だからこそ被災者に受け入れてもらいやすい。学生にとっても貴重な経験になる」という。
参加した同大3年の鈴木貫太さん(20)は「実際の被害はニュースで見るよりも深刻。一日も早く元の生活に戻ってほしい」と話す。
千葉市では、市社会福祉協議会がボランティアを募っている。希望する場合は市災害ボランティアセンター(043・209・8820)へ。なお、参加には専用アプリでの事前登録が必要で、原則として県内在住者に限定している。(宮下晶、高梨洸)