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成田山新勝寺で英語ガイド学ぶ 城西国際大生、研究と経験かねて

2026.06.23
 城西国際大(千葉県東金市)に通う日米の学生27人が5月22日、成田市の成田山新勝寺で英語ガイドを学ぶ機会があった。訪日外国人客(インバウンド)の県内誘致を探る研究だけでなく、観光産業へ就職を希望する学生たちに経験を積んでもらいたい狙いもある。
 「ここでお清めをします」「あれが大本堂」
 雨天でも観光客でにぎわう新勝寺の境内で、おひざ元の「成田ボランティアガイドの会」の3人が英語で寺の各所を案内していた。日米の学生らは近くでメモをとるなどして、真剣な表情で聴き入っていた。
 日本人学生7人は観光学部の柴崎小百合准教授のゼミナールに所属。残りの20人は米ジョージア州のスペルマンカレッジで日本を研究する大学生たちだ。約1カ月間、協定先の城国大で学んでいる。今年10月には学生たちが実際に英語ガイドを務める予定だ。
 インバウンドは2025年、前年比15.8%増の4268万人となり、過去最多を更新した。東京や京都といった人気観光地は「オーバーツーリズム(観光公害)」が社会問題になっている。素通りされやすい県内に観光客が分散すれば、観光公害の緩和にもつながる。
 柴崎准教授は学生に英語ガイドを学んでもらう狙いについて、「外国人に県内各所の魅力を分かりやすく伝えることで満足度を上げ、その後の誘客や分散につなげたい」と語る。24年から始めたが、「経験者は英語でのコミュニケーション能力が上がり、自信をつけていた」という。
 沖縄県出身で旅行会社などで働きたいという長嶺百花さん(20)は「アルバイトで接客をしているが、英語だとハードルが上がる。今日の分かりやすさを参考にしたい」と意気込んでいた。(小林誠一)