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神戸の里山林を守ろう 住友ゴム工業社員ら、伐採などの保全再生作業

2026.05.23
 「DUNLOP」ブランドで知られる住友ゴム工業(本社・神戸市)が23日、神戸市北区山田町にある市が管理する里山林で、森林の伐採や保全作業を行った。
 同社と神戸市、公益財団法人森林文化協会(東京)の3者は4月、国の自然共生サイトに認定されている「神戸の里山林・棚田・ため池」(182ヘクタール)の保全、再生について協定を結んだ。
 それに基づく活動の第一段として、同社の従業員やその家族計19人が参加。5班に分かれて市職員やボランティアの指導を受けながら、細い木の伐採や、ドングリから生えたコナラなどの成長を妨げる草木の刈り取り、伐採した丸太の運搬、まき割りなどを体験した。
 社員の家族として草木の除去などを体験した濱田友美さんは、「足場が悪くて作業は大変だけど、木の生育に大切なことだと説明を受けたおかげで頑張れた」と語った。社員の東山朱里さんはのこぎりを使うのは初体験。「難しいけど楽しい」と話していた。
 自然共生サイトは民間の取り組みなどで生物多様性が保全されている区域を国が認定する制度で現在全国に569カ所ある。「神戸の里山林」は希少種が生息していたり、里山らしい生態系が保全されていたりすることから、2023年度にサイトに認定され、市が市民団体や神戸大学と連携しながら保全活動を行っている。しかし、大半のエリアは半世紀近く放置され、枯れ木やうっそうとした暗い森が目立ち、企業などの支援・協力が必要になっている。
 あいさつした住友ゴム工業の徳毛裕司執行役員は「神戸に根付く企業として、神戸市のみなさんとともに、自然や生物多様性を守り、地域に貢献していきたい」と述べた。
 3者協定に基づく同社からの寄付を活用し、市は、希少動植物の保全や生物モニタリング、耕作放棄地の再生、伐採による明るい森林環境の再生などに取り組むことにしている。(松村北斗)