ボランティア関連ニュース(外部記事)

  • 災害救援・地域安全活動

自転車青切符「今すぐ罰金」にご用心 導入1カ月、奈良県警が啓発

2026.05.08
 自転車の交通違反への交通反則通告制度(青切符)が4月に始まってから1カ月がたった。5月の「自転車月間」にあわせて、奈良県警は大学生らと安全運転などを呼びかけた。一方、警察官を装った男が罰金をだまし取ろうとした事件も発生している。(安河内敬志)
■青切符、4月は24件
 「自転車月間」の啓発活動の一環として、自転車の交通反則通告制度(青切符)の周知や安全な利用を呼びかける取り組みが1日、天理駅東側の広場や天理本通り商店街(いずれも奈良県天理市)であった。
 県警交通企画課や天理署員のほか、天理大学のボランティアの学生10人が参加。危険な運転は取り締まりの対象になることを説明したり、注意を促すチラシを配ったりした。交番の前ではVR(仮想現実)動画による自転車事故の疑似体験もあった。
 同課によると、県内では4月に24件の青切符が交付され、このうち「ながらスマホ」が15件と最多だった。一時不停止が4件、通行禁止違反2件、信号無視と遮断踏切立ち入り、ブレーキのない自転車(制動装置不良)の運転がそれぞれ1件だった。
 また、青切符交付には至らない指導・警告は2668件あった。自転車の飲酒運転やあおり運転などの重い違反は、従来通り「赤切符」が交付され、刑事手続きの対象となる。県内では27件あり、酒気帯び運転が26件、制動装置不良が1件だった。(安河内敬志)
■ニセ警察官「ノーヘルは罰金」
 「ノーヘル(自転車用ヘルメット未着用)は違反、今すぐ罰金を」。4月から始まった自転車の交通反則通告制度(青切符)を悪用し、ニセ警察官が金をだまし取ろうとする事件が、奈良県三宅町で起きた。警察は詐欺未遂事件の可能性があるとみて「警察官が現場で反則金を受け取ることはない」と注意を呼びかけている。
 天理署によると、4月28日午後7時半~8時ごろ、三宅町の路上を男子高校生が自転車で走っていたところ、警察官の制服のような格好の男に呼び止められた。男は警察官だと名乗り、「ヘルメットをかぶっていないのは違反だ。今すぐ罰金6千円を支払え」と告げた。高校生は持っておらず「家族に連絡する」と話したところ、立ち去った。帰宅後に高校生から話を聞いた家族が警察に連絡したという。
 反則金は、違反者が納付書を使って金融機関で支払うため、警察官が現場で現金を受け取ることはない。天理署は「同様の被害に遭った場合は警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。
 自転車用ヘルメットの着用は「努力義務」となっているが、着けていなくても罰則や反則金は発生しない。(安河内敬志)