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海南ハレアメ、遊べる防災拠点に 面積7倍、来月29日開園

2026.03.29
 【和歌山】海南市で長く親しまれた「わんぱく公園」が市民防災公園「海南ハレアメ」(海南市大野中)として生まれ変わり、4月29日にリニューアルオープンする。広さはこれまでの7倍。遊具など遊びの要素を強化しつつ防災についても学べる施設になっており、災害時には仮設住宅や救助活動の拠点になるよう工夫が凝らされている。
 わんぱく公園は2000年に開園し、年間17万人の利用者があった。市は南海トラフ巨大地震などの大規模災害への対応力を強化するため、津波の浸水区域ではない同公園を一時休園し、約23億円を投じて改修。国道42号のトンネル工事で出た土を使って農業用ため池を埋め立て、公園の平地面積を従来の約7倍に拡大した。
 広大な広場の地下にはあらかじめ汚水管などの生活インフラが敷設されており、災害発生直後は自衛隊の大規模野営地に、その後は最大約220戸の応急仮設住宅を迅速に建設できるようにした。
 東日本大震災や能登半島地震などでは仮設住宅の建設が遅れるなどしたため、住民が他の自治体に避難したまま戻らない事例が相次いだ。市都市整備課の担当者は「市内に仮設住宅を早く建設することで、災害時の市外への人口流出を減らしたい思いがある」と説明する。
 わんぱく公園時代に「風の子館」として親しまれた建物は改修され、雨天時も遊べる「ハレアメドーム」に。災害時はボランティアセンターになり、災害ボランティアの活動拠点に使われる。
 県内最大級の人工芝のドッグラン(3千平方メートル、有料)は、犬を連れて避難する仮設住宅入居者の利用を想定している。
 体験学習館では災害の歴史や防災グッズなどを展示し、遊びながら防災を学べる。また不定期でペットの防災教室や72時間サバイバル運動会などの防災体験プログラムも予定されている。
 わんぱく公園時代に人気だったタケノコ掘りや昆虫採集に加え、子どもから大人まで楽しめる四季のイベントが企画される。マウンテンバイク(MTB)のコースやバーベキューパークなども新たに設けた。来場者数の目標は年間25万人。
 4月29日正午に開園予定で、ゴールデンウィーク期間の5月2日~6日は日替わりのイベントが催される。入園、駐車場は無料だが、一部有料のプログラムがある。問い合わせは同課(073・483・8480)へ。(白木琢歩)