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- 子ども・教育
結成42年の朗読団体「子どもたちが夢をもって生きていける世界に」
2025.11.01
「子どもたちが本を読む楽しさを知り、夢をもって生きていける。そんな世界になればと願いながら活動しています」。内閣府が発表した2025年秋の褒章で、社会奉仕活動の功績をたたえる緑綬褒状の受章が決まった米子市朗読ボランティア「火曜の会」(鳥取県)の代表、笹鹿(ささか)啓子さん(79)はそう話す。
会が結成されたのは1983年。市教育委員会が主催した朗読ボランティアの基礎講座を修了した12人が立ち上げた。保育園や幼稚園、図書館などでの「おはなし会」や小学校での朝の読み聞かせ、特別支援学校や公民館での朗読会などを続けている。2003年からは、6カ月児健康診査に来た赤ちゃんに本をプレゼントする市のブックスタート事業での読み聞かせも行っている。
「朗読を通して、言葉のあたたかさや日本語の美しさ、それに命の尊さや平和の大切さも伝えられたら」と笹鹿さん。87年から毎年5月の「母の日」、88年からは毎年8月の「原爆の日」にちなんだ〝朗読コンサート〟をそれぞれ市内で開き、人形劇や原爆詩の朗読のほか、手話と歌なども披露している。
会の名は、毎週火曜に本好きの仲間が集まり、発声や朗読を学んでいることが由来だ。現在のメンバーは23人で、このうち結成メンバーは笹鹿さんを含め3人。朗読会やコンサートを聞きに来たのがきっかけで入会する人が多く、結成から42年で200人以上が活動してきた。笹鹿さんは「たくさんの人に支えられてきた。これからも変わらず、長く活動を続けていければ」と話している。(富田祥広)
会が結成されたのは1983年。市教育委員会が主催した朗読ボランティアの基礎講座を修了した12人が立ち上げた。保育園や幼稚園、図書館などでの「おはなし会」や小学校での朝の読み聞かせ、特別支援学校や公民館での朗読会などを続けている。2003年からは、6カ月児健康診査に来た赤ちゃんに本をプレゼントする市のブックスタート事業での読み聞かせも行っている。
「朗読を通して、言葉のあたたかさや日本語の美しさ、それに命の尊さや平和の大切さも伝えられたら」と笹鹿さん。87年から毎年5月の「母の日」、88年からは毎年8月の「原爆の日」にちなんだ〝朗読コンサート〟をそれぞれ市内で開き、人形劇や原爆詩の朗読のほか、手話と歌なども披露している。
会の名は、毎週火曜に本好きの仲間が集まり、発声や朗読を学んでいることが由来だ。現在のメンバーは23人で、このうち結成メンバーは笹鹿さんを含め3人。朗読会やコンサートを聞きに来たのがきっかけで入会する人が多く、結成から42年で200人以上が活動してきた。笹鹿さんは「たくさんの人に支えられてきた。これからも変わらず、長く活動を続けていければ」と話している。(富田祥広)