体験談

アジア大会リーダー研修

セミナー・説明会
掲載日 2025.12.19

ミキマルGT

プロフィールを見る
  • 活動地域
    • 渋谷区
  • 活動分野
    • スポーツ

愛知名古屋アジア大会に向けたリーダー研修に参加し、改めて「人と人とのつながり」がチームの土台であることを実感しました。大会運営を支える私たちリーダーに求められるのは、ただ指示を出すことではなく、仲間の挑戦を支え、安心して力を発揮できる場をつくること。その第一歩として、研修冒頭のアイスブレイクでは「横3人で自己紹介」を行いました。

たった数分のやりとりでも、名前を呼び合い、笑顔が生まれ、空気がやわらぐ。肩書きや年齢を超えて「人」として向き合うことで、チームの輪郭がふわりと立ち上がっていくのを感じました。リーダーとして大切なのは、こうした“はじまりの空気”を丁寧に育てることだと、改めて気づかされました。

研修では、「このチームで良かった」と思えるチームづくりのために、3つのキーワードが共有されました。

① オープンなコミュニケーション
情報を一部の人だけが持つのではなく、誰もがアクセスできるようにする。困ったときに「助けて」と言える雰囲気をつくる。相手の話に耳を傾け、違いを受け入れる。そんな姿勢が、チームの信頼を育てていきます。

② チャレンジを支える
失敗を責めるのではなく、挑戦したことを讃える。新しいアイデアを歓迎し、「やってみよう」と背中を押す。リーダー自身が挑戦する姿を見せることで、仲間の一歩を引き出すことができます。

③ 心理的に安全・安心な雰囲気をつくる
「こんなこと言ったら変かな」「間違えたらどうしよう」——そんな不安を抱えたままでは、力は発揮できません。どんな意見も受け止め、否定せず、まずは「ありがとう」と返す。小さな気づきや感謝を言葉にする。そうした積み重ねが、安心して声を出せる空気をつくります。

リーダーとは、特別なスキルを持った人のことではありません。仲間の顔をよく見て、声をかけ、時に背中を押し、時に寄り添う。そんな「ふつうのことを、ていねいに」できる人のことだと思います。

アジア大会という大舞台を支える私たちが、まずは自分たちのチームの中で「このチームで良かった」と思える関係を築くこと。それが、選手や観客、地域の方々にとっても「この大会で良かった」と思える体験につながると信じています。

今日の出会いに感謝しながら、これから始まる本番に向けて、ひとつひとつの瞬間を大切に、仲間とともに歩んでいきます。

ミキマルGTさんが投稿したその他の体験談・活動レポート