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「しあわせ運べるように」作詞作曲の故臼井真さん 神戸市民らが偲ぶ

2026.09.27
 阪神・淡路大震災から歌い継がれる「しあわせ運べるように」を作詞作曲した元小学校教諭で、7月に65歳で急逝した臼井真さんを偲(しの)ぶ会が26日、神戸親和大学(神戸市北区)で開かれた。大学関係者や市民ら約200人が参列し、別れを惜しんだ。
 臼井さんが亡くなる直前まで、教授として教壇に立った神戸親和大学が主催した。
 黙禱(もくとう)をささげ、臼井さんの生前の姿を記録した映像が流されると、涙をぬぐう参列者の姿が見られた。
 神戸親和大学の松田恵示学長があいさつし、「(臼井)先生との出会いに感謝し、歩みを振り返りながら、心の中に生きる先生の姿を改めて確かめる場でありたい」と話した。
 臼井さんが指導したゼミの代表として、教育学部4年の栗林要さん(22)は遺影の前に立ち、「正直者が馬鹿を見ないように」との臼井さんの言葉が強く心に残っていると紹介。「先生から受け取った音楽への思い、歌うことの楽しさ、そして人の心を大切にする姿勢をこれから私たちが次の世代へ伝えていきたい」と語った。
 生涯で400曲以上を作詞作曲したという臼井さん。このうち3曲を学生ら約50人が合唱した。最後には「しあわせ運べるように」を歌い、歌詞カードを手にした参列者らも合唱に加わった。
 会場には、臼井さんが手書きした楽譜や写真などが展示され、参列者らは懐かしむように見入っていた。
 東京都から参列した社会福祉士の冨田新さん(56)は、阪神大震災の被災地でボランティアをする中で臼井さんと出会ったという。「『しあわせ運べるように』が流れると、避難所の雰囲気が柔らかくなったのを覚えている。臼井さんの穏やかで優しい笑顔が思い出された」と話した。(砂山風磨)