体験談

アジア大会 馬事公苑で活動

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ボランティア
掲載日 2026.09.24

ミキマルGT

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  • 活動地域
    • 世田谷区
  • 活動分野
    • スポーツ

今回の活動は、台風の影響を大きく受けながらのスタートとなった。前日まで続いた強い風雨は、会場準備にも細かな変更をもたらし、当初予定していたスケジュールを見直す必要が生じた。しかし、当日の朝、空を見上げると、まるで昨日までの荒天が嘘だったかのような見事な台風一過。澄み切った青空が広がり、強い日差しが地面を照らし、湿った空気を一気に乾かしていくようだった。外での活動が中心となる馬事公苑でのボランティアにとって、この天候はありがたい反面、日差しの強さは想像以上で、サングラスを忘れたことが致命的だったと痛感した。

会場に到着すると、競技開始に向けた最終確認が静かに進んでいた。馬術競技は朝9時15分からスタート。私が担当したのは、プレスエリアのチェック業務である。報道関係者が安全かつ円滑に取材できるよう、エリア内の動線、機材の配置、立ち入り範囲の確認などを丁寧に行った。台風の影響で前日までの準備が万全とは言えない状況だったが、幸いにも大きなトラブルはなく、予定通りに競技開始を迎えることができた。

プレスエリアは、競技の魅力を伝えるための重要な場所である。報道陣が安心して取材できる環境を整えることは、競技そのものの価値を広く届けるためにも欠かせない。私は、取材に訪れた方々が不安なく業務に集中できるよう、細かな点まで目を配りながらチェックを進めた。台風明けの強い日差しの中での作業は決して楽ではなかったが、こうした裏方の仕事が大会全体の品質を支えているのだと改めて感じた。

馬術競技は、日本ではまだまだメジャーとは言えない。しかし、実際に現場で見る総合馬術は、優雅で品があり、静かな緊張感と迫力が同居している。馬と選手が一体となって動く姿は美しく、競技という枠を超えて芸術性すら感じさせる。コースを進むごとに変化する表情や、障害を越える瞬間の集中力には、見る者を引き込む力がある。こうした競技を支える一員として活動できることに、改めて誇りを感じた。

そして、いよいよアジア大会・アジアパラ大会の活動が本格的にスタートする。期間は約1ヶ月、その中で私が参加する活動日は8日間。長丁場ではあるが、これまでの東京マラソンやロードレース東京で培ってきた経験を活かしながら、国際大会ならではの緊張感と責任を胸に、しっかりと務めていきたいと思っている。

今回の馬事公苑での活動を通じて改めて感じたのは、どんな状況であっても「おもてなしの気持ち」と「笑顔」を忘れないことの大切さだ。台風によるスケジュール変更、強い日差し、屋外での長時間の立ち仕事──どれも決して楽ではない環境だったが、関係者が安心して競技を進められるように、まずは自分自身が穏やかで温かい姿勢を保つことが重要だと再確認した。

国際大会では、さまざまな国や地域から多くの方々が訪れる。文化や言語が異なる中でも、笑顔は共通のコミュニケーションであり、相手に安心感を届ける力がある。これから始まるアジア大会・アジアパラ大会の活動でも、どんな場面でも笑顔を忘れず、相手の立場に寄り添った対応を心がけたい。

ボランティアとして活動することは、決して派手な役割ではない。裏方として支える地道な作業が多く、時には体力的にも厳しい場面がある。しかし、その一つひとつが大会全体の成功につながっていることを、これまでの経験を通じて強く実感している。今回の馬事公苑での活動も、アジア大会・アジアパラ大会に向けた大切な一歩となった。

これからの1ヶ月、長いようであっという間だと思う。8日間の活動を、一日一日丁寧に積み重ねながら、関係者にとって心地よい大会となるよう、全力でサポートしていきたい。台風一過の青空のように、晴れやかな気持ちで、笑顔を忘れず、胸を張って活動に向かっていく。

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