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タイでボランティア 今年も合同ツアー 愛知大・津島高生が現状見る

2026.09.12
 愛知大学(名古屋市)の学生と、愛知県立津島高校(津島市)の生徒が夏休みを利用し、合同でタイでのボランティアツアーを実施した。児童養護施設やスラム街を訪れ、子どもたちと交流したり、高齢者に支援物資を届けたりした。
 併設型中高一貫校として昨年4月に付属中学ができ、新たに国際探究科が設けられた津島高校と、タイ語教育やボランティア活動に力を入れている愛知大は昨年6月に連携協定を結んだ。
 合同のプログラムは昨年に続いて2回目。アジア諸国の貧困問題に目を向け、子どもたちが十分な教育を受けられない現状を知ることで、国際的な視野を持った人材を育成する狙いがあるという。
 ツアーには、愛知大の学生20人と津島高校の1、2年生10人が参加。8月6日から5泊7日の日程で、タイ北部の都市チェンマイの児童養護施設や首都バンコクの幼稚園を訪れた。
 山岳少数民族の小学生から高校生まで42人が親元を離れて共同生活する施設では、英語でコミュニケーションを取りながら、シャボン玉づくりやバドミントン、サッカーをして交流を深めた。
 愛知大法学部2年の三浦航さん(20)は将来、教師を目指している。「家庭環境は大変でも、子どもたちは生き生きとしていて日本の子どもと変わらなかった。この経験を生かして自分ができることをしていきたい」
 バンコクのスラム街で暮らすお年寄りたちに、日本から運んできたオムツやインスタントラーメン、飲み物などの支援物資を配布した。病気などで取りに来られない人には、学生らが直接自宅を訪問し、手渡した。
 津島高校1年の村瀬彩葉さん(15)は、昨年の文化祭で同校を訪れ、ボランティアツアーの活動報告を見て、参加したいと思い入学した。
 お年寄りに物資を届けた時は、扇風機が壊れたままになっていたり、天井の隙間から空が見える家で暮らしていたりすることに驚いたという。村瀬さんは「事前に調べていたが、行かないとわからないことがたくさんあった。活動を通して学んだことを生かして支援を続けていきたい」と話した。(松永佳伸)