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湯の丸高原のレンゲツツジが満開、朱色が鮮やかに 群馬・長野の県境

2026.06.25
 群馬県嬬恋村と長野県東御(とうみ)市にまたがる湯の丸高原で、群馬県の花であるレンゲツツジが見頃を迎えた。特に、湯ノ丸山(南峰2101メートル、北峰2099メートル)の山腹にあたるつつじ平(だいら)で満開となっている。6月末頃まで見られるという。
 一帯には約60万株が自生し、「湯の丸レンゲツツジ群落」として国の天然記念物に指定されている。嬬恋村方面から湯の丸スキー場を目指すと、道路沿いの斜面にも圧巻の群落が広がっている。
 夏山リフトで標高1850メートルほどのつつじ平へ上がると、目の前にそびえる湯ノ丸山の裾野にレンゲツツジが広がる。今年は朱色が濃くて鮮やかな色付きだという。カッコウやモズの声を聴きながら、初夏の空気をめいっぱい楽しめる。
 信州とうみ観光協会によると、湯の丸高原では1904(明治37)年に牧場が開設され、牛、馬、綿羊などが約300頭放牧されていたという。牛は葉に有毒成分があるレンゲツツジを食べないため、群落が残った。
 時代が進むにつれて放牧数は減少。家畜がいない放牧地は徐々に森林化するといい、日当たりのよいところを好むレンゲツツジが元気に育たなくなる恐れが出てきた。そこで今は「湯の丸レンゲツツジ保存会」がボランティアを集め、他の木の枝や下草を定期的に刈り取って保全している。
 夏山リフトは、つつじ祭期間の30日まで連日運行し、7月は土日祝日のみとなる。問い合わせは、湯の丸観光開発(0268・62・0376)へ。(中沢絢乃)