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チャイルドラインの受け手が不足 養成講座で要員確保めざす 千葉

2026.05.06
 苦しさ、うれしさなど子どもたちが聞いて欲しい話を電話などで聴く「チャイルドライン」の活動が課題に直面している。聴く側の「受け手」が不足しているのだ。傾聴の研修を受けたボランティアが担当しており、千葉県内では26日から6日間の養成講座を開き、要員の確保を目指す。
 チャイルドライン(0120・99・7777)は18歳以下を対象に話を聴く相談活動。全国の実施団体が原則午後4時から同9時までの間、年末年始を除いていつでも電話を受け付ける。
 千葉では、NPO法人「子ども劇場千葉県センター」(千葉市中央区)が担っている。現在は約70人の受け手がいるが、対応するには人数が足りない状況だという。
 足りていない背景として、受け手の高齢化などがあるとされる。親の介護や自身の体調不良などで参加が難しい人が増えており、今回は仕事をしている人も参加しやすいように、養成講座を主に土曜日開催とし、期間も例年より短くするなどの工夫をする。
 厚生労働省が発表した2025年の自殺に関する統計によると、小中高生の自殺者数は538人で過去最多だった。
 同NPOによると、チャイルドラインへの相談にも「死にたい」という内容が増えている。近年の特徴として、訴える本人でさえ「死にたい理由」がわからず、苦しんでいるケースが多いという。
 受け手には、子どもたちが言葉にできない苦しさも受け止め、言語化を手伝う役割がある。そして、子ども自身が課題と向き合い、乗り越える支援をする。
 同NPO理事の白鳥みゆきさん(67)は「子どもには自分の力で課題の解決策を見つける力がある。その力を信じて、気持ちに寄り添って聴くことが大切」と語る。
 26日からの養成講座は、全て受けると活動に参加できる。26日以降は毎週土曜日開催で、7月4日まで実施。子どもの現状理解や傾聴の実践など全10講座で、受講料は7千円。申し込み、問い合わせは同NPO(043・301・7262)へ。(宮下晶)