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5年間休止の祭り「復活させたい」 千葉工大生らが奔走、輪島の伝統太鼓再び 能登地震復興祈り 地区巡回
2026.01.20
石川県輪島市門前町黒島町に伝わり、新型コロナウイルス禍以降、休止が続いている「船方祭(ふなかたまつり)」を模したイベントが11日にあった。能登半島地震後、ボランティアとして地区に入った千葉工業大生らが「自分たちの手で復活させられないか」と着想。船方祭と同じやり方で各戸を回り、被災地の復興を祈った。(上田千秋)
雪に加え強風が吹いたこの日、首都圏などに住む高校生と大学生、社会人計18人が、黒島地区の集落と近くの仮設住宅を地元の能登黒島天領太鼓保存会のメンバーと一緒に訪ね、家の前や玄関で太鼓を打ち鳴らした。中心になって準備を進めた千葉工業大の鈴木和真さん(21)は「住民の皆さんがすごく喜んでくれている。こちらもうれしい」と感想を語った。
船方祭は江戸時代、北前船の船主集落として栄えた地区で航海の安全を祈願して始まった。1月に船乗りの家を回って太鼓をたたく習わしで、明治時代に北前船が衰退した後も貿易船に乗る住民のために続いた。船乗りがいなくなっても行われていたが、200回の節目だった2020年を最後に、担い手不足もあって開かれなくなった。
18人はボランティアの傍ら、500年近い歴史を持つ伝統の天領太鼓を住民から教わった。昨年8月には海上安全と五穀豊穣(ほうじょう)を願う黒島天領祭に打ち手として参加。「せっかく太鼓がたたけるようになったのだから、もっと何かしたい」との声が上がり、航海の安全ではなく復興を祈るイベントの形にした。
住民も若者の行動を歓迎する。自宅前で太鼓をたたいてもらった板本誉之(たかゆき)さん(58)は「若い人がたくさんいると活気が出る。町のために頑張ってくれて本当にありがたい」と感謝。船方祭を主催していた黒島海友婦人会の山岸孝子会長(78)は「子どもの頃から親しんでいる太鼓の響きを聞くと心が高ぶる。復興に向けて頑張ろうという気持ちになる」と目を細めた。
鈴木さんは大学3年終了時から1年間休学して地区に滞在し、専攻の建築学の知識を生かして建物の修繕に当たっている。未曽有の被害にも決してあきらめない住民の姿を見て「ここにいた方が自分にプラスになる」と考えた。4月に地元へ戻っても黒島との関係は持ち続けたいといい「外から来た学生でもできることがあると示し、被災地と関わりたいと考える人が増えればいいと思う」と願った。
雪に加え強風が吹いたこの日、首都圏などに住む高校生と大学生、社会人計18人が、黒島地区の集落と近くの仮設住宅を地元の能登黒島天領太鼓保存会のメンバーと一緒に訪ね、家の前や玄関で太鼓を打ち鳴らした。中心になって準備を進めた千葉工業大の鈴木和真さん(21)は「住民の皆さんがすごく喜んでくれている。こちらもうれしい」と感想を語った。
船方祭は江戸時代、北前船の船主集落として栄えた地区で航海の安全を祈願して始まった。1月に船乗りの家を回って太鼓をたたく習わしで、明治時代に北前船が衰退した後も貿易船に乗る住民のために続いた。船乗りがいなくなっても行われていたが、200回の節目だった2020年を最後に、担い手不足もあって開かれなくなった。
18人はボランティアの傍ら、500年近い歴史を持つ伝統の天領太鼓を住民から教わった。昨年8月には海上安全と五穀豊穣(ほうじょう)を願う黒島天領祭に打ち手として参加。「せっかく太鼓がたたけるようになったのだから、もっと何かしたい」との声が上がり、航海の安全ではなく復興を祈るイベントの形にした。
住民も若者の行動を歓迎する。自宅前で太鼓をたたいてもらった板本誉之(たかゆき)さん(58)は「若い人がたくさんいると活気が出る。町のために頑張ってくれて本当にありがたい」と感謝。船方祭を主催していた黒島海友婦人会の山岸孝子会長(78)は「子どもの頃から親しんでいる太鼓の響きを聞くと心が高ぶる。復興に向けて頑張ろうという気持ちになる」と目を細めた。
鈴木さんは大学3年終了時から1年間休学して地区に滞在し、専攻の建築学の知識を生かして建物の修繕に当たっている。未曽有の被害にも決してあきらめない住民の姿を見て「ここにいた方が自分にプラスになる」と考えた。4月に地元へ戻っても黒島との関係は持ち続けたいといい「外から来た学生でもできることがあると示し、被災地と関わりたいと考える人が増えればいいと思う」と願った。