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助成金減っても持続を 「みやっこベース」がサポーター募集

2025.09.27
 東日本大震災からの復興に向かう岩手県宮古市で、若者支援を中心に活動してきたNPO法人「みやっこベース」。補助金などを財源にしてきたが、震災から14年半が経ち、先細りしてきた。持続可能な活動に育てるため、同法人は1口6千円からのサポーターを募集している。
 理事長の早川輝さんはボランティアとして宮古に入った。高校生が地域活動できるきっかけを作りたいと、2013年に前身の任意団体を仲間と発足し、15年に法人化した。14年には中心街の空きスペースに活動拠点「みやっこハウス」を設置。24年度は1900人以上が訪れる居場所に成長した。
 高校生の支援から始めた活動メニューは年々増え、対象世代も子どもから大人にまで拡大。毎年100人以上の小学生が参加し、仕事や投票など大人の体験をするイベント「みやっこタウン」や、宮古の魅力を体感できる「地元修学旅行」など市民に人気の事業も多い。
 専任スタッフは4人で、非常勤を含め約10人。企業や自治体の助成金、補助金を主な財源にしてきたが、数年内に終了するものも多く、サポーターの募集を決めた。
 目標は100人。締め切りの9月30日以降も寄付を呼びかける。事務局の八島彩香さんは「宮古の子ども、若者が未来を切りひらけるような活動を続けたい。サポーターとして一緒に活動を支えてほしい」と話す。問い合わせはみやっこベース(0193・77・3809)。(佐藤善一)