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お帰りなさい、ベニーちゃん 寄付で作った剥製をお披露目 和歌山
2025.09.23

和歌山城公園動物園で飼育され、2024年に死んだ雌のツキノワグマ「ベニー」の剝製(はくせい)を公開する「ベニーちゃん感謝祭」が23日、和歌山市の和歌山城ホールであった。
主催は、同園の活性化を目的に活動するボランティア団体「わかやまフレンZOO(ズー)ガイド」。ベニーは1994年に京都市動物園から迎えられ、2015年に初代動物園長に就任。園のPRに貢献し、推定31歳で死んだ。
「市民から親しまれたベニーの姿を後世に残したい」と団体メンバーから声が上がり、和歌山市と協議を重ね、剝製と骨格標本を作製して保存するプロジェクトが発足し、準備してきた。
この日のお披露目式で、同団体代表の川島寛昭さん(71)は「多くの方々のご支援のおかげで、再びベニーに会えた」と感謝を述べた。「ベニーとの思い出を共有し、命の大切さや動物保全の重要性を次世代に伝えられたら」(同団体)という。
会場にはベニーの骨格標本も展示され、プロフィルを伝えるパネル展示、メッセージコーナーも設置された。手のひらサイズのベニーの模型色塗り体験には、約190人の小学生が参加した。
親子で来場した和歌山市の恩地麻衣子さん(48)は「保育園の遠足やお花見と、ベニーと家族の思い出が重なります。亡くなったときは花を供えに行きました」と語った。
剝製は県立自然博物館(海南市)へ寄贈された。(ライター・山下美穂)
主催は、同園の活性化を目的に活動するボランティア団体「わかやまフレンZOO(ズー)ガイド」。ベニーは1994年に京都市動物園から迎えられ、2015年に初代動物園長に就任。園のPRに貢献し、推定31歳で死んだ。
「市民から親しまれたベニーの姿を後世に残したい」と団体メンバーから声が上がり、和歌山市と協議を重ね、剝製と骨格標本を作製して保存するプロジェクトが発足し、準備してきた。
この日のお披露目式で、同団体代表の川島寛昭さん(71)は「多くの方々のご支援のおかげで、再びベニーに会えた」と感謝を述べた。「ベニーとの思い出を共有し、命の大切さや動物保全の重要性を次世代に伝えられたら」(同団体)という。
会場にはベニーの骨格標本も展示され、プロフィルを伝えるパネル展示、メッセージコーナーも設置された。手のひらサイズのベニーの模型色塗り体験には、約190人の小学生が参加した。
親子で来場した和歌山市の恩地麻衣子さん(48)は「保育園の遠足やお花見と、ベニーと家族の思い出が重なります。亡くなったときは花を供えに行きました」と語った。
剝製は県立自然博物館(海南市)へ寄贈された。(ライター・山下美穂)