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農家とボランティアをマッチング 愛知・大府市がシステム登録者募集

2025.09.22
 人手が欲しい農家と、ボランティアで農作業をしてみたい市民をつなぐ「マッチングシステム」を愛知県大府市がつくった。運用開始は12月から。市は参加を希望する農家、市民の登録を呼びかけている。
 「健耕(けんこう)サポーターマッチングシステム」はウェブ上で誰でも見られ、野菜や畜産の農家が、人手が必要な農作業を画像や動画で紹介する。あらかじめ登録した市民は、関心を持った農作業について、都合のいい時間に合わせ、申し込む。
 作業内容は、草取り、収穫、荷造りなどで、報酬は無償、作業時間は半日程度。
 市内の農家では、人手不足が深刻で、市は2010年、農業に興味があるボランティアを派遣する制度を立ち上げていた。ただ市の担当課が、両者をつなぐ日程調整をメール、ファクスでしていたため時間がかかっていた。今回のシステム導入で迅速に対応できることとなった。農家が単独で募集もできるようになる。
 同制度での24年度の実績は、受け入れ農家が34戸で、サポーターの登録者数が348人、のべ参加者数は649人。(臼井昭仁)