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がんでも、ともに生きよう 横浜・臨港パークでリレーフォーライフ

2025.09.27
 横浜市西区の臨港パークで9月27日、がんの征圧を目指すチャリティーウォーク「リレー・フォー・ライフ」が開かれた。残暑の日差しの下、がん経験者や家族、医療者、ボランティアらが共に歩いて交流を深めた。28日昼まで開かれる。
 実行委員会と日本対がん協会の主催。米国発祥だが、今は日本の各地で開かれ、治療の研究を支援するための寄付を集める。
 臨港パークでは歩くための周回コースが設けられ、周辺には患者会や横浜市立大学、支援企業などのテントが並んだ。患者のトークや「がんとの共生」をテーマにした北里大教授・佐々木治一郎医師の講演などもあった。夕方にはLEDライトのランタンを並べた「ルミナリエ」や、亡き人をしのぶセレモニーも行われた。
 舌がんでリンパ節への再発も経験した横浜市磯子区の小林巴(ともえ)さん(39)は9年前に初めて参加した東京・上野会場でのリレー・フォー・ライフで、首から上の頭頸部(けいぶ)のがん患者会「ニコット」の存在を知り、会のスタッフとして活動してきた。「同じ悩みを持つ人との出会いに支えられてきた。ボランティアさんや旅立った仲間を含めて、多くのつながりを感じるこの催しに毎年参加し、楽しんでいます」と話していた。(上野創)