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21日は「世界アルツハイマーデー」 認知症の人に働く希望と自信を 御殿場であす「注文をまちがえるカフェ」
2025.09.20

認知症の人がスタッフを務める1日限定のカフェイベント「注文をまちがえるビストロカフェ御殿場」が21日、静岡県御殿場市の蕎麦・居酒屋玄(同市川島田)で開かれる。客との関わりを通じ、認知症の人の働く希望と自信につながればとの願いを込める。21日は「世界アルツハイマーデー」。
「注文をまちがえる」料理店は、認知症への理解を深めようと2017年に東京で初めて開かれて以降、全国に広がっている。届いた料理が間違っていたとしても「ま、いいか」と笑い合える社会の実現が目標。同市では18年に和菓子工房「とらや工房」(同市東山)で開催されて以来、7年ぶりとなる。
市社会福祉協議会の山口雄輔さん(49)と小澤孝宏さん(43)が、認知症の人が働ける場をつくるという取り組みに感銘して企画した。
1日3部制で、認知症のスタッフやボランティアの計14人がホールスタッフなどを務める。参加する江橋義博さん(84)は「認知症の人は与えられた仕事を無事にこなすことはできる。スタッフとして接客の場に立つことで当事者の生きるすべを得られたら」と意気込みを話す。提供する料理は、御殿場産コシヒカリの新米の上に、富士山をイメージして豪快に肉が盛られたローストビーフ丼などだ。
山口さんは「認知症だからと行動の可能性を否定するのではなく、私たちとともに生きる人なんだと伝えたい」とし、小澤さんは「想定外のことも楽しさに変え、いずれはいろんな飲食店で3カ月に1度のペースで開催したい」と話した。
今回の参加の申し込みは締め切っているが、今後の開催のため応援・賛同する人を募集している。問い合わせは、小澤さん=電090(1567)1195=へ。(岩崎加奈)
「注文をまちがえる」料理店は、認知症への理解を深めようと2017年に東京で初めて開かれて以降、全国に広がっている。届いた料理が間違っていたとしても「ま、いいか」と笑い合える社会の実現が目標。同市では18年に和菓子工房「とらや工房」(同市東山)で開催されて以来、7年ぶりとなる。
市社会福祉協議会の山口雄輔さん(49)と小澤孝宏さん(43)が、認知症の人が働ける場をつくるという取り組みに感銘して企画した。
1日3部制で、認知症のスタッフやボランティアの計14人がホールスタッフなどを務める。参加する江橋義博さん(84)は「認知症の人は与えられた仕事を無事にこなすことはできる。スタッフとして接客の場に立つことで当事者の生きるすべを得られたら」と意気込みを話す。提供する料理は、御殿場産コシヒカリの新米の上に、富士山をイメージして豪快に肉が盛られたローストビーフ丼などだ。
山口さんは「認知症だからと行動の可能性を否定するのではなく、私たちとともに生きる人なんだと伝えたい」とし、小澤さんは「想定外のことも楽しさに変え、いずれはいろんな飲食店で3カ月に1度のペースで開催したい」と話した。
今回の参加の申し込みは締め切っているが、今後の開催のため応援・賛同する人を募集している。問い合わせは、小澤さん=電090(1567)1195=へ。(岩崎加奈)