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男鹿にナマハゲ現る、クマ出没で不安視も 大みそかの伝統行事 秋田

2026.01.03
 【秋田】ウオ~。うなり声が、しんと冷え込む夜空に響く。昨年の大みそか、男鹿市各所で伝統のナマハゲ行事があった。クマの出没で不安視された男鹿中の滝川の集落にも、無事にナマハゲは現れた。
 滝川のナマハゲは4匹1組。集落の寺や家々を訪れ、子どもには「お利口にしているかあー」と、荒々しくもやさしく励ました。
 昨年11月、集落でクマが2度目撃された。足跡も目立ち、実が食べられて裸になった柿の木も。
 だが、12月は目撃されず、もうエサになるものもないだろう、と判断。大みそかの4日前、集落の人々が装束の「ケラ編み」作業に集まり、ナマハゲを行う方針が固まった。
 自治会の目黒隆悦会長(73)は行事を終え、「後継者が減っていることだし、ナマハゲのしきたりを伝えていくのが大事」と、ひと息ついた。
 ナマハゲに扮したのは40~70代の人たち。一昨年から市内の航空自衛隊加茂分屯基地の自衛官が、ボランティアで加勢してくれている。昨年初めてナマハゲとなった自衛官(45)は「地域の文化に触れられてよかった。安全が大事だが、続けられるものなら続けていってほしい」と願っていた。(隈部康弘)